
ある程度、歳を重ねたならば「行きつけの寿司屋」を作りたいとは誰しも思うことだろうか。寿司屋の暖簾をくぐったならば、やるべきことは決まっている。そのルールが知りたい。
Q 寿司屋にドレスコードはあるの?
A 清潔感が第一。香水やたばこの匂いはご法度!
ある程度の常連客ならまだしも、一見客の場合、Tシャツやジーパンなどラフすぎるコーディネートはそぐわない。例えば、男性の場合はジャケットにパンツというスタイルがベスト。
Q 予約する時に何を伝えればいい?
A 予算はマスト。握り重視か、つまみ重視かも大切。
予約時に値段やメニューについて相談しておけば、店でビクビク心配することもない。握り重視か、一品料理やつまみ重視か、またどんなシチュエーションかも事前につたえるとよい。
Q 高いネタ、安いネタの目安は?
A 高いのは鮪や雲丹、お手頃は小肌や烏賊。
名店といわれる寿司屋の多くは、店内に値段表を置いていない。仕入れ値は毎日変わるが、おおよそのネタの値段帯を把握しておくとよい。魚の知識が少しでもあれば職人との会話も弾むはずだ。
Q 手と箸、握りを食べる作法の正解は?
A どちらでも可。手で食べてほしい店では手絞りが用意されている。
手でも箸でも美しい所作がカギ。穴子などツメが塗られた握りは箸で、ほかは手でという人も多い。また、会話に夢中になって出された握りを放置するのもNGだ。新鮮なうちに食そう。
Q お会計のタイミングは
A「ここまででひととおりです。」という言葉が合図。
おまかせの場合、玉子や巻物が出てくると、そろそろ終わりの合図。食べたいものを追加で注文するか、頃合いを見計らってお勘定のお願いをするとよい。「美味しかったです。」の一言を忘れずに。