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2016.10.6

この豆皿があれば、センスなんてもういらない?!

この豆皿があれば、センスなんてもういらない?!

先人に敬意を表して生まれた、いまと昔を繋ぐアート

食にまつわる専門家やアーティストなど、幅広い層から支持されている「amabro」の〝MAME〞シリーズ。日本ならではのおめでたいモチーフに金彩が施された豆皿は、祝い事のギフトにも人気だ。

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このamabroをプロデュースするのは、絵画作品をはじめ、様々な分野で活躍するアーティスト・村上周さん。〝Art of Life― 生活にアートを― 〞をテーマに、器だけでなく、生活を彩る色々なアイテムを手掛けている。プロジェクトの始動は2009年。とある有田の窯元で見つけた、大きな絵皿がきっかけとなったのだとか。

「絵付け途中の大皿が、山積みになっていたんです。聞けば大皿を作っても売れないから、そのままにしてるんだと。核家族化によって、大きなお皿は需要がなくなってしまったんですね。それと同時に、家族団欒の文化も失われてしまった。そこで、この絵付けの途中で放棄されてしまった大皿を使って作品を作りたい、そして、それらを通して、現代の社会が置いてきてたことや、忘れてしまったことを見つめ直すきっかけになればいいなと思ったんです」

こうして誕生したのが、直径30センチを超える大皿に描かれた大胆なデザインが見る人を惹きつける〝KOTTCOLLECTION〞シリーズだ。このときの出会いをきっかけに、村上さんは有田へ足繁く通うようになり、和食器の面白さに開眼する。

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「例えばなます皿は、汁気のあるものを盛るためにほどよい深さがあったり、汁ものを漆器に入れるのは、熱々の味噌汁を入れても火傷しないためだったり。一つひとつの器にはちゃんと意味があって、いろんな工夫や計算が隠されているんですよね」当たり前のように使っていると気づかない、日本の食と食器にまつわる豊かな文化を知れば知るほど、その魅力にのめり込んでいったという。

元禄×現代の華麗なコラボレーション

現代のライフスタイルに合わせて、大皿よりももっと気軽に、日常生活の中に取り入れやすいものをと考案したのが、蕎麦猪口や豆皿だ。MAMEシリーズの題材には、元禄時代から有田に伝わる伝統的なデザインを中心に、縁起物ばかりを集めた。

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「現存する型がないため、すべて図案を書き起こして、一つひとつ忠実に再現していく作業から始まります。簡単ではありませんでしたが、当時の職人さんがどんな作り方をしていたのか、思いを巡らせながら作るのは楽しかったですよ。このシリーズは、あくまでも元のデザインが主役ですから、長い間受け継がれた意匠に、僕がほんの少しだけ、〝いま〞の気分を乗せたというイメージです」

真っ赤な尾頭付きの鯛には金色のリボン、脹雀に繊細なぶどうの葉っぱ。どれも飾っておきたくなるほどだが、「僕が作っているのは芸術作品ではなく、生活道具。日々の暮らしの中で使ってもらって初めて完成するんです」と村上さん。

2016年9月には、より食卓になじむものをコンセプトに、MAMEの第2弾が登場。これはもう、buonoなアナタは手に入れるっきゃないでしょ?

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